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手足口病の出席停止期間は何日?幼稚園(保育園)・小学校・中学校の目安【登園基準と登校基準】

 

幼稚園や保育園(保育所)、小学生など、

小さなお子さんがいると、夏の時期に手足口病に感染してしまうことがありますよね。

 

ここでは、

手足口病の出席停止期間は何日なのか?

調べてみましたのでご参考にどうぞ。

 

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手足口病の出席停止の期間は何日?

手足口病は感染症なので、感染したら小学校や幼稚園を休むことになるでしょう。

 

出席停止期間について調べてみますと、

手足口病は、学校保健法で定められた出席停止の病気ではないのだそうです。

 

つまり、普通の風邪と同じような扱いと言う事ですね。

 

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出席停止の感染症について

学校保健法第19条では、

「校長は感染症にかかっており、かかっている疑いがあり又はかかるおそれのある児童生徒等があるときは、政令で定めるところにより、出席を停止させることができる」

と定められています。

 

出席停止の感染症には、第一類、第二類、第三類が定められていて、

例えば、インフルエンザ百日ぜき風疹は第二類に分類されています。

 

  • インフルエンザの場合は、解熱後2日を経過するまで
  • 百日咳の場合は、特有の咳が消失するまで
  • 風疹の場合は、発疹が消失するまで

のように、出席停止期間の目安が決まっています。

 

ですが、手足口病には、上記のような定めがないとのことです。

 

とはいっても、何の基準もなければ、親も学校も困ってしまいますよね。。

もう少し調べてみると、手足口病についても登校基準・登園基準のガイドラインがありました。

 

【手足口病の出席停止】幼稚園、小学校、中学校の基準

日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会が発表している、

「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説(2017年4月改訂版)」

というもののなかに手足口病についての記述があります。

 

それによりますと、

  • 手足口病の潜伏期間は3~6日
  • 主な感染経路は経口感染、飛沫感染
  • 登校(園)基準は、症状が回復した後

とのことです。

 

とりあえず、症状が回復するまで待てば、登校・登園の基準を満たすということですね。

 

ただし、手足口病について調べてみると、症状が治まっても体内にはウイルスがまだ残っているそうです。

体内のウイルスは、2~4週間という長期間にわたって、便などから排泄されるとのこと。

 

そのため、症状が治まったとしても、周囲の人が感染してしまう可能性はゼロではないのです。

 

なので、実際に登園、登校していいかどうかは、手足口病などの流行状況などを考慮の上、判断されることになります。

一概に何日ということにはなっていないようですね。

 

また、症状が回復した場合でも、しばらくは、うがいや手洗い等、感染予防策をとることが必要です。

 

【手足口病の出席停止】保育所の基準

上では、日本小児科学会による記載を紹介しました。

それとは別に保育所については、厚生労働省が「保育所における感染症対策ガイドライン」というものを定めています。

 

それによりますと、

「発熱や口腔内の水疱 ・潰瘍 の影響がなく、普段の食事がとれる こと」

が登園の目安だそうです。

 

ただ、症状の回復後も

  • 便からは1ヶ月程度
  • 飛沫や鼻からは1~2週間程度

ウイルスが排出されるそうですね。

 

ウイルス排出期間が長いので、感染拡大防止の観点で休ませることは有効性が低く、現実的ではないと判断しているようですよ。

もちろん、登園する場合には、便やおむつ交換の手洗い徹底などが必要としています。

 

また、手足口病は「医師の診断を受け、保護者が登園届を記入することが考えられる感染症」という項目に指定されていました。

 

やはり病院と保育所、学校などの先生と相談の上、登園(校)するかどうか決めるのが一番良いのではないでしょうか。

 

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手足口病の症状や特徴など

症状や特徴

手足口病の症状に関しては、

ウイルスに感染して3~5日後に発熱、のどの痛みなどの症状が現れます。

発熱はそれほど高熱でなく、通常は38度以下です。

発熱して2日ほど経過して、手のひら、足の裏、口の中や唇に2~3mmの水ぶくれ様発疹が現れます。

口の中にできた発疹による痛みで、食事が十分に摂れなくなることもあります。

発疹は1週間から10日して自然に消えます。

ごく稀に、髄膜炎や脳炎といった頭の病気や、心筋炎という心臓の病気を生じることがあります。

出典:神奈川県衛生研究所

とのことです。

 

発熱はあまり高くはならないことが多く、通常 1-3 日で解熱することが多いようですね。

 

また、さきほどの「保育所における感染症対策ガイドライン」(厚生労働省)によりますと、

主な症状として、口腔粘膜と手足の末端に水疱性発しんが生じる。

また、発熱とのどの痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が口腔内にでき、唾液が増え、手足の末端、おしり等に水疱(水ぶくれ)が生じる。

コクサッキーウイルスA6が原因の手足口病では、水痘と間違えられるほどの発しんが出たり、爪がはがれたりすることもある。
無菌性髄膜炎を合併することがあり、発熱や頭痛、嘔吐がみられる。

稀ではあるが、脳炎を合併し、けいれんや意識障害が生じることもある。

とのことです。

 

手足口病と一口に言っても、コクサッキーウイルス、エンテロウイルスなど、その原因菌は複数種類あります。

そのため、原因ウイルスによっても、微妙に症状が違っていたり、異なるウイルスによって何回も手足口病になってしまうこともあるようです。
流行時期は、夏場が多いようですが、春や秋でも感染を聞いたことがあります。

 

そして、手足口病には、有効な治療薬がないそうです。

病院に行っても、手足口病を治療する薬をもらうことはできず、対症療法がおこなわれます。

 

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まとめ

手足口病の出席停止期間について

  • そもそも、手足口病は学校保険法の出席停止の病気ではない。
  • 症状が治まったら(熱が下がって食事がとれる)、登校・登園が可能になる。
  • 通常3日以内に熱は下がる。
  • 熱が下がってもウイルスが残っているので手洗い・うがいを徹底する。

 

なお、手足口病の感染者の90%は、5歳以下なのだそうです。

ですが、高校生、大学生、社会人でも感染する場合もあります。

高校大学会社の場合も、基本的な考え方は同様で良いのではないでしょうか。

 

何年かに一度大流行する手足口病。

感染したら医師に診てもらって、回復後に登園・登校する場合は先生と相談してからにしましょう!

 

(※この記事は医師の監修に基づくものではありません。必ず病院を受診してください。)

 

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