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しめ縄はいつまで?関西・関東での飾る期間や意味(種類)、マンションでの飾り方も知りたい!

 

「しめ縄」を通販サイトなどで見ると、実に華やかなデザインのものがあります。

「決まり」みたいなものはないのかなぁと思い、今回は正月飾りのお話を取り上げました。

 

このページでは、

  • しめ縄を飾る期間(関西・関東)
  • しめ縄の意味
  • しめ縄の種類
  • 飾り方

などについてお伝えします。

どうぞご覧ください。

 

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しめ縄はいつまで?飾る期間は関西・関東で違う?

お正月飾りを飾っておく期間は、「松の内」と呼ばれます。

歳神様がいらっしゃる期間になります。

 

「松の内」は、関東と関西では異なります。

 

関東を中心に一般的には、1月7日まで。

関西方面では1月15日まで。

 

伊勢には特別な風習があり、しめ縄を1年中飾っています。

 

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しめ縄の意味や形について

しめ縄の意味を知るには、正月について整理しておく必要があります。

正月は、単なる休みの日ではありません。

 

もともと正月行事は、「歳神様」をお迎えするための行事なのです。

しめ縄やしめ飾りをするのは、年神様を迎える準備をしているわけです。

 

 しめ縄の意味は?

しめ縄を施す場所は、「神様をまつるのにふさわしい神聖な場所」であることを示す意味があります。

「神の領域」と「現世を隔てる結界」です。

 

「結界」というのはご存知でしょうか?

陰陽師を題材にしたアニメを見たことがある人は、悪霊が入れないようにするための「ワザ」や「術」みたいなことで馴染みがあると思います。

 

日本神話からの由来について

天照大神(あまてらすおおかみ)が天の岩戸から出たときに、再び「天の岩戸」に入らないように、「しめ縄」を使って入口を塞いだのだ、という神話があります。

「しめ縄」の「しめ」には、神様の占める場所という意味があります。

独占の「占」ですから、「限定される」という意味合いですね。

 

しめ縄の形について

調べてみたところ、「しめ縄の形は、こうでなくてはならない」という決まりはないようです。

しめ縄の種類については、後半でお伝えします。

 

しめ飾りの意味は?

しめ飾りは、しめ縄に縁起物などの飾りをつけたものすべてをさします。

それぞれの「しめ飾り」にも、それぞれに意味が込められています。

 

裏白(うらじろ)

ウラジロ科の常緑性の植物です。(葉の裏が白い)

込められている意味は、長命の象徴と夫婦円満、不老長寿、清廉潔白。

植物名として「シダ」とも呼ばれるので、「歯垂る」⇒「齢垂る」になって「長寿」を連想させています。

裏白から、「潔白」を意味しているようです。

 

紙垂(しで)

神聖な場所であることを象徴する役割があります。

吊るしたときの形は、稲光のようにジグザグに見える白い紙の飾りです。

 

橙(だいだい)

ミカン科ミカン属の常緑樹の果実です。

「代々繁栄しますように」という願いが込められています。

 

ゆずり葉

ユズリハ科の常緑高木の植物です。

聖なる葉とされていて、「子孫が絶えませんように」という思いが込めてあるのです。

 

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しめ縄の飾り方!マンションでの場所はどこ?

マンションのしめ飾りの飾り方は、玄関ドアにフックをつけて飾ればOKです。

ドアが鉄製なら、マグネット式フックを利用してください。

 

しめ縄も、最近はデザイン性の高いものが販売されていて、クリスマスのリースや、フラワーアレンジメントを思わせるような華やかなものがあります。

そのような販売品の「しめ縄」については、その取り付け方にしたがってくださいね。

 

しめ縄飾りの種類は沢山ある!地域による違いも大きい!?

「しめ縄の種類」を調べていると、「地域による違い」も見つけましたので、合わせて特徴をまとめておきました。

 

しめ縄の種類

★ 注連と書いて「しめ」と読みます。

ごぼう注連

名前の通り、ごぼうのような形をした「しめ縄」です。

向きについては、神様からみたときに「元の太い部分」が左側になるように飾ります。

ねじり方については、お正月の「しめ縄は」は左へねじる「左綯い」(ひだりない)になっています。

参考までに、通常の縄は右へねじる「右綯い」(みぎない)です。

 

ごぼう注連 + 前垂れ

ごぼう注連に、前垂れ(わらの垂)をつけたものです。

しめ飾りの裏白、紙垂、譲り葉、橙などを加えます。

 

玉飾り

玉飾りは、太いしめ縄を輪にした形が基本になります。

それに、前垂れ、裏白、紙垂、譲り葉、橙、海老、扇などの縁起物をつけます。

 

輪飾り

輪飾りは、細いしめ縄を輪にした形が基本です。

譲り葉や紙垂をつけます。

 

しめ縄の地域による特徴

 関東地方

関東地方、「玉飾り」が多いです。

しめ飾りの見た目は華やかで、縦に長いのが特徴になります。

 

 関西地方

関西地方は、「ごぼう注連」です。

見た目としては、横に長いのが特徴になります。

関西地方の昔の人は、「ごんぼ(ごぼうのこと)」と呼んでいたというお話があります。

 

 九州地方

ハレとケの「ハレ」の日を祝う縁起物である「鶴・亀」をモチーフにした正月飾りが多いいです。

 

【「ハレとケ」についての補足】

「ハレ」は「儀礼や祭、年中行事」などの「非日常」を、「ケ」は普段の「日常」を表しています。

 

信州の「お椀締め(おわんじめ)」

「お椀締め」は、神様にささげる「お椀」を表した「しめ飾り」です。

信州の一部地域で見られるそうです。

 

伊勢神宮

一般的には、「ごぼう注連」は太い部分が向かって右側になります。

しかし、伊勢神宮のある「三重県の伊勢地方」では逆向きで飾るのがしきたりです。

期間も限定されず、1年中飾っておきます。

 

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 まとめ

昔からの風習では、「しめ縄」「しめ飾り」を外したら、1月15日(またはそのころ)に地域や神社などで

行われる左義長(どんど焼き)で焼き、正月行事に区切りをつけてきました。

その光景は、だんだん見なくなっているかもしれませんね。

 

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