おでんの大根が苦いのはなぜ?適した部位や収穫時期もチェック!
おでんの大根やお味噌汁の大根が苦いときがあると、子どもたちは「おいしくない」と残してしまいます。。。
味を染み込ませたら大丈夫だと思っていたのに、「失敗」ということも少なくありません。
今回のテーマは「おでんの大根」です。
- 「苦味」「えぐみ」「辛味」をなくす方法があるのか?
- あるいは避ける方法はあるのか?
- おでんに適した部位はどこなのか?
おでんの大根が好きなのに、苦くて上手に煮込めないことが多くて困っている人は、どうぞご覧ください。
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おでんの大根が苦いのはなぜ?
おでんの大根が苦いときがあるのは、春の大根、夏の大根、秋冬の大根の違いかもしれません。
12月から2月に収穫される大根は、実が引き締まっていて、水分も豊富で甘みもあります。
おでんにする大根を選ぶなら、冬の大根が適しているのは間違いないです。
春から夏の大根は辛みが強く、体のほてりを鎮めてくれる効果があると言われています。
大根の出荷は、季節ごとに産地が入れ替わるのも特徴です。
4月~6月の大根は、千葉県産、青森県産、茨城県産が占めるようになります。
7月~9月に出回る大根は、北海道産、青森県産、群馬県産が中心。
10月~3月は、千葉県産、神奈川県産、茨城県産が多いです。
「品種」で調べると、季節ごとの大根は次のようになります。
[su_note note_color=”#fffff8″]春大根:「二年子」「時無し」「若春」
夏大根:「美濃早生系」
秋大根:「宮重系(宮重総太・丸尻)」「練馬丸尻(秋づまり・大倉・高倉)」
冬大根:「練馬中太系(都・三浦・新三浦) 」
その他の品種:「聖護院(京都)」「桜島(鹿児島)」「守口(愛知)」「源助(石川)」[/su_note]
3月あたりから出回る春大根は、漬物やサラダ、大根おろしにするほうがおいしく食べることができます。
夏大根は、春大根よりもさらに辛味が増します。
硬く感じるのは肉質がよく締まっているからです。
サラダや大根おろしの他にも、大根ステーキにする手もあります。
おでんの大根には、冬大根がピッタリ。
季節外れのおでんには、大根ではない食材を選んでください。
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おでんの大根に適している部位はどこ?
一般的な青首大根は、部位によって味が異なります。
甘みを求めるのであれば、大根の「真ん中」を使いましょう!
部位の中でも、もっとも柔らかくて甘みがあります。
「おでん」や「ふろふき」などの煮物、かつらむきにおすすめです。
大根おろしも甘いほうが好きな人は、大根の「真ん中」を選んでください。
もっとも辛味の強い大根の先端部は、薬味や漬物、辛口のおろしにおすすめ。
緑色になっている首の近くの部位は繊維が多く固いので、小さくカットする大根料理に向いています。
酢の物やサラダなどにして食べるのが無難です。
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おでんの大根は時短レシピで味が染みこむ!
おでんするときの「基本的な大根の煮込み方」と、おでんの「大根の時短レシピ」をお伝えします。
おでんするときの基本的な大根の煮込み方
おでんのする大根に味を染み込ませるには、長時間じっくり煮込む必要はありません。
ポイントは5つです。
[su_note note_color=”#fffff8″]
- 大根の皮は厚く剥く。
- 「下茹で」をして繊維をほぐす。
- 米のとぎ汁また生米を使って「えぐみ」を抑える。
- 味付けで煮るのは5分でOK。
- 冷まして味を染み込ませる。[/su_note]
大根の皮を剥くときは、もったいないと思って薄く剥くのは間違いです。
外側から3~5mmまでに筋が見える部分は、皮として剥くのが正しい「大根の皮剥き」になります。
「筋が見える部分」を残してしまうと、大根の中まで味が染み込みにくくなるのです。
下茹でを竹串が通るまですることによって、大根の繊維がほぐれます。
この下茹をすると、味が染み込みやすくなります。
下茹での手順
- 大根は7cm幅の輪切りにし、厚めに皮を剥きます。
- 面とりは、煮崩れ防止のためにしてください。
- 大根と米のとぎ汁を鍋に入れて中火にかけます。
- 竹串が大根にすっと通るまで茹でます。
- 洗って水にとり1時間おいて「えぐみ」を抜きます。
[su_note note_color=”#ffffff”]味付けの配分例
- だし汁1400ml
- 薄口しょうゆ大さじ4
- 酒大さじ3
- 砂糖大さじ1と1/2
- みりん大さじ1
- 塩小さじ1/4[/su_note]
味付けの煮込みの手順
- 大根とだし汁を鍋に入れて中火にかけます。
- 沸騰したら調味料を混ぜます。
- 弱火にして5分ほど煮ます。
- 火から下ろして冷まします。
ここから、味が染み込んでいく時間。
放置して冷めていく間に、大根に味は染み込んでいきます。
食べるときは、直前に中火で沸騰しない程度に温めてください。
おでんの大根の時短レシピ
おでんの大根の時短レシピは、
下ごしらえにポイントがあります。
[su_note note_color=”#fffff8″]
- 大根は3cmの薄めの輪切りにする。
- 厚めに皮をむいて面取りをする。
- 片面に深さ1cmの切り込みを十文字に入れておく。[/su_note]
電子レンジを使います。
耐熱ボウルに大根と生米(大さじ2くらい)を入れて、かぶるくらいに水を加えます
ラップをして、電子レンジ(600w)で5分。
一度混ぜて、さらに3分加熱。
水を切って熱いうちに味付きのだし汁に加えてください。
弱火で約15分煮ればできあがり。
味を染み込ませるには、「基本的な大根の煮込み方」のほうがおすすめです。
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おでんの大根のカロリーは高い?低い?
ちまたに出回っている情報では、「大根」のカロリーは次のような数字がありました。
- セブンイレブン:12kcal、
- ローソン:10kcal、
- ファミリーマート:8kcal
ちなみに、梅のおにぎりは「166kcal」です。
大根なので、そんなにカロリーが高いということはないでしょう。
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【まとめ】大根が苦いのは季節と部位のためかも
甘い大根を食べたいときは、12月から2月に収穫される大根がおすすめです。
部位としては、真ん中をお使いください。
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