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お盆のなすときゅうりの精霊馬!宗派や地域での違い、意味を知ろう!

 

お盆になると故人の霊魂(ご先祖様)は、浄土と呼ばれる「あの世」から現世とされる「この世」に戻ってきます。

そのとき、なすときゅうりの精霊馬を飾ります。

 

クイズになることも多いように、なすときゅうりの飾る意味を知らない人も多いです。

そして、宗派による違い地域による違いもあるのです。

 

今回は、お盆のなす・きゅうりの精霊馬に関してお伝えします。

お盆の習慣について知りたい人は、どうぞご覧ください。

 

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お盆のなすときゅうりの精霊馬!宗派による違いについて

はじめに、宗派を見てみましょう。

  • 奈良仏教系
    法相宗(ほっそうしゅう)
    華厳宗(けごんしゅう)
    律宗(りっしゅう)
  • 平安仏教系
    天台宗(てんだいしゅう)
    真言宗(しんごんしゅう)
  • 浄土系
    浄土宗(じょうどしゅう)
    浄土真宗(じょうどしんしゅう)
    融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)
    時宗(じしゅう)
  • 法華系
    日蓮宗(にちれんしゅう)
  • 禅系
    曹洞宗(そうとうしゅう)
    臨済宗(りんざいしゅう)
    黄檗宗(おうばくしゅう)

 

このように、宗派がいろいろとあるんだなぁと覚えておくと、話を合わせやすくなると思います。

お盆のなすときゅうりの精霊馬については、準備の仕方や形、置くときの向きなど、宗派による違いはなさそうです。

 

精霊馬を飾らない宗派ということであれば、浄土真宗になります。

浄土真宗としては、基本的にお盆の飾りをしません。

迎え火と送り火の行事もありません。

ですから、お盆のなすときゅうりの精霊馬を準備することはないです。

 

その理由は、浄土真宗の考え方として、ご先祖様は「極楽浄土」で仏様になっているからです。

ご先祖様はいつも見守ってくださっているから、「特別に、お盆だけに帰ってくる」とはならないのだと思われます。

 

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お盆のなすときゅうりの精霊馬!地域による違いについて

お盆のなすときゅうりの精霊馬について、ご先祖様に対する考え方によって、飾らない宗派があることは理解していただけたでしょうか。

 

実は、地域による違いはあるんです。

関西地方では、精霊馬を「知らない」「見たことがない」という人が多いはずです。

精霊馬を飾る習慣があるのは、関東、東北、北海道地方など、おもに東日本になります。

 

そこから、さらに違うのは精霊馬を飾るタイミングです。

関東では、13日の迎え盆に精霊馬を飾ります。

東北や北海道で精霊馬を飾るのは、16日の送り盆のときです。

 

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お盆のなすときゅうりの精霊馬の意味

地域による習慣の差があることによって、精霊馬の意味が統一されて伝わっていないのかもしれませんね。

  • なすは、牛。
  • きゅうりは、馬。

精霊牛と精霊馬と呼び分けている地域もあるそうです。

 

精霊馬の一般的な意味は、この世に長くとどまるためとされています。

この世に来るときは足が速い馬に乗り、あの世に帰るときは足の遅い牛に乗る。

これにより、少しでも地上の人たち(子孫)と過ごせるように、そのような意味が込められています。

 

しかし、逆にするところもあるそうですよ。

迎え盆に牛を作って、送り盆に馬を作るというわけです。

迎え盆に牛を作る理由は、「お迎えする準備をしっかりと行う」時間を取るためになります。

送り盆に馬を作るのは、あの世でやることがあるご先祖様に早く戻っていただくためです。

 

先ほどの「地域のよる飾るタイミングの違い」では、迎え盆と送り盆のどちらかだけ、というのが主流だったようですから、なすは(牛)ときゅうり(馬)のどちらかだけを飾ることになりそうですが、そのあたりの情報は見当たりません。

 

[su_service title=”向きの違いはある?” icon=”icon: check-square-o” icon_color=”#4144f2″]

迎え盆では「来ていただくという意味」から牛も馬も頭を内側に向け、送り盆では帰り道になる「空」に向けることを指して外向きにします。[/su_service]

このことから考えると、タイミングの違いはあっても、なすは(牛)ときゅうり(馬)の両方を同時に飾るようですね。

 

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お盆になすときゅうりの他にそうめんをお供えする理由

お盆にそうめんをお供えする理由としては、以下の4つの説があります。

[su_note note_color=”#fffff8″]

  • 1つ目は、お盆の時期の近くに「麦の収穫」が行われることです。そのことから、収穫祭を兼ねているという説があります。
  • 2つ目は、そうめんを季節のものとしてお供えに選ばれているということです。
  • 3つ目は、七夕にそうめんをお供えする風習をお盆でも引き継いだという説。
  • 4つ目としては、精霊馬の手綱と荷綱を表しているというお話もあります。[/su_note]

 

最後に、お盆に行うことを整理しておきますね。

[su_service title=”お盆前日まで” icon=”icon: check-square-o” icon_color=”#4144f2″]

* お墓の掃除
* お仏壇の掃除
* 精霊棚(盆棚)とお飾りの準備
* 盆提灯の準備
* 迎え火、送り火の準備
* お返しの準備(お供え物を頂いた場合のお返し)
* 菩提寺に法要の準備(法要を執り行う場合の予約)
* ご案内状の準備[/su_service]

[su_service title=”お盆の初日” icon=”icon: check-square-o” icon_color=”#4144f2″]

* 迎え火
* 法要[/su_service]

[su_service title=”お盆の最終日” icon=”icon: check-square-o” icon_color=”#4144f2″]

* 送り火
* 法要[/su_service]

 

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【まとめ】宗派や地域による違いに従おう

お盆のなすときゅうりの精霊馬には、地域によって習慣の違いがあることがわかりました。

お盆の準備をするときは、実家に伝わっている「やり方」を確認して、それに従ったほうが良いでしょう。

 

お伝えしたように、浄土真宗の場合はお盆にご先祖様を迎える行事はありません。

ご先祖様は「極楽浄土」で仏様になっていると考えられているからです。

それぞれの考え方を尊重しましょう。

 

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