オプジーボで注目の本庶佑氏がpd-1でノーベル賞候補
2016年のノーベル生理医学賞に本庶佑博士が有力候補とされています。
2016年のノーベル生理医学賞の発表は、10月3日18時半から。
毎年、日本人がノーベル賞の候補に挙げられるのは、嬉しいですね。
受賞すれば、アメリカのジェームズ・アリソン博士と共同受賞となります。
今回は、本庶博士のプロフィールや業績についてまとめてみました。
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名前は何と読む?
まず、名前の読み、特に名字が珍しいですが(ほんじょ たすく)と読みます。
日本の中でも結構珍しい姓です。
研究テーマ「PD-1」とは?
本庶佑博士の研究テーマは、
「プログラム細胞死1(PD-1)およびその経路の解明により、がん免疫療法の発展に貢献」
だそうです。
人間の体には、体の中に有害な異物が入ってきたときに、攻撃する免疫細胞がありますね。この免疫細胞には、ブレーキの機能がついていて、健康な細胞まで攻撃しないようになっているそうです。このブレーキを担うのがPD-1分子というものです。
ここで、ガンになってしまったときに、本来がん細胞は、免疫細胞の攻撃対象になるはずです。ですが、がん細胞は、先ほどのPD-1を操作して、がん細胞を免疫細胞が攻撃しないように働きを抑制してしまうことがあるのだそうです。
本庶佑博士は、このようなPD-1の仕組みを研究したのですね。
この研究は、癌の治療に応用することができ、今ではアメリカの企業と小野薬品工業とが参加して、ニボルマブ(オプジーボ点滴静注)という銘柄が販売されています。
皮膚がんや肺がんの治療に応用されていて、今後他の色んな癌にも適用できると期待されているそうです。
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本庶佑博士のプロフィールは?
年齢:74歳
出身地:京都
出身高校:山口県立宇部高校
出身大学:京都大学医学部
現在は、京都大学の名誉教授とのことです。
ご家族は?
奥さんと2人のお子さん(息子さんと娘さん)がいらっしゃいます。
ノーベル賞を受賞したら、ご家族の姿も拝見できるのかもしれませんね。
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