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ゲリラ集団ファルク(コロンビア革命軍)とは?サントス大統領の貢献

2016年10月7日、ノーベル平和賞にコロンビアのサントス大統領が選出されました。
コロンビアでは、政府と反政府ゲリラとが半世紀以上、内戦を続けていたのですが、
2016年8月23日、停戦合意が署名され、闘争の終結へ向かいました。
日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、
コロンビアの反政府左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)とはどのような集団なのでしょうか?
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コロンビア革命軍「ファルク」(FARC)

ファルクが戦いを始めたのは、1950年代後半からといわれています。
そして、1960年代半ばまでに、貧富の格差是正などを求めて結成されました
ファルクの指導部は、マルクス主義的な思想に強く影響されていて、
その指導者マヌエル・マルランダは、今や伝説的指導者とされています。
現在の最高司令官は「ロドリゴ・ロンドニョ」(愛称ティモチェンコ)。
農地や社会の変革に関する彼らの活動は、マルクス主義の影響を受けています。
ファルクは、資金獲得のため麻薬組織ともつながりを持って活動し、
今日まで、その戦いを前進させ続けてきました。
一時はファルクには、1万を超える武装ゲリラがおり、
さらに数十万人の活動家がいると言われていました。
その支持層の圧倒的多数は農民で、知識人などからの支持はほとんどない状態でした。
闘争は、半世紀以上も続き、死者は、22万人以上。
800万人近くが住まいを追われました。
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今後のコロンビアは?

8月23日には、サントス大統領とファルクとの間で、停戦合意が署名されたものの、最終的には国民投票によって、合意を受け入れるかどうかが決定されます。
10月2日、その国民投票が行われたのですが、反対票が50.24%と賛成票を上回りました。
この結果は予想外で、国内外で衝撃が広がったのも記憶に新しいところですね。
このとき、テレビでサントス大統領は、
この国民投票の結果は受け入れると言いながらも、和平への努力を続けると語っていましたね。
まだ、コロンビア和平は不透明な部分がありますが、
今まで「南米で最も危ない国」とも言われていたコロンビアが和平に向けて前進したということを考えると、サントス大統領の平和への貢献は大きなものだったことが分かりますよね。
ゲリラとの交渉、話し合いは大変だったに違いありませんからね。
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