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ムスダンの性能(破壊力、射程距離、速度)や意味は?日本の脅威となるのか?

北朝鮮のミサイル発射が繰り返される昨今。

 

何度も失敗しながらも着実に実験を繰り返す様子は、それだけでも不気味と言えるでしょう。

 

今回は、北朝鮮の中距離弾道ミサイル(IRBM)の「ムスダン」について、

まとめてみましたので是非参考になさってください。

 

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「ムスダン」の意味(名前の由来)?

 まず、「ムスダン」とは、アメリカが付けた名前です。

名前の由来は、このミサイルの発射基地が確認されたムスダンリ(舞水端里)という地名から来ています。

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出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%9E%E6%B0%B4%E7%AB%AF%E9%87%8C

 

北朝鮮が付けた名前なのかと思われた方もいるかもしれませんが、北朝鮮では何と呼ばれているのか、今のところ不明です。

 

ちなみに「ノドン」「テポドン」も同様にアメリカが付けた名前です。

「ノドン」は、ミサイルが確認された「蘆洞」(ロドン)という地名から名付けられ、北朝鮮では「木星」という名前ですね。

「テポドン」もミサイルが確認された「大浦洞」(テポドン)という地名から名付けられ、北朝鮮では「白頭山」とか「火星系列」と呼ばれているようです。

 

 

ムスダンの威力

威力や破壊力はどの程度か?これは、弾頭に何を搭載するかによって変わってきます。

しかし、問題はムスダンが核弾頭、生物兵器、化学兵器などを搭載できるということです。

かなり威力が高いことは想像に難くありませんね。

 

核兵器を搭載する場合

 以前までは北挑戦は核実験には成功していたが、核弾頭としてミサイルに搭載できるほどの技術は持っていないとされていました。

しかし、2016年にはアメリカの国防省は「核弾頭を搭載する技術を持っている」と報告しています。

これはかなりの脅威になりますね。

本当に攻撃されたなら、攻撃された都市は簡単に廃墟になってしまうことでしょう。

 

化学兵器を使う場合

化学兵器とは、例えばマスタード・ガスサリンなどです。

現在世界の国々は、化学兵器禁止条約を結んでいるので通常は、このような兵器を使われることはありません。

しかし、北朝鮮はこの化学兵器禁止条約に署名していないのです。

 

生物兵器を使う場合

生物兵器の場合は、コレラ菌、天然痘、炭疽菌、ペスト、ボツリヌス毒素、チフスなどの細菌を用いた兵器になります。

これで都市を攻撃されたなら、無差別に大量の人が感染する非人道的な兵器であることは間違いありません。

北朝鮮は、危険な細菌を生産する技術があると考えられています。

北朝鮮も生物兵器禁止条約には入っているのですが。。。

 

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射程距離は?地図で確認

 ムスダンの射程距離は、3000km~4000kmと言われています。

地図を見ると分かるように、アメリカのグアムのアンダーソン基地までもが射程に入っていることが分かりますね。

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 出典:http://blog-imgs-90.fc2.com/m/u/r/murakamitubame/20160322041402318.jpg

 

 

ミサイルの標的は?

  • 韓国に対しては、スカッド(射程約1000km)
  • 日本に対しては、ノドン(射程約1300km)、テポドン1(射程約1500km)、
  • アメリカに対しては、ムスダン(射程約4000km)、

というわけですね。

そして、テポドン2の射程は6000~10000kmと考えると、世界中にとって大きな脅威と言えます。

 

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ムスダンの速度や高度は?迎撃できるのか?

正常に発射された場合、

その高度は、600km~700km

最高速度は、大気圏外でマッハ17程度という報告があります。また、高度100kmではマッハ10程度ということです。

 

これだけの速度だと、攻撃された側はミサイルを迎撃することができるのか?が気になるところです。

これに対して、アメリカが開発した弾道弾迎撃ミサイル・ システム「THAADは、正面から相対した場合にはマッハ14の速度まで迎撃できるとしています。

また、アメリカ海軍のイージス艦が装備するSM3ミサイルは全ての区間でムスダンを迎撃することができるとしています。

 

きちんと迎撃システムを配備していれば、仮にミサイルが発射されたとしても撃ち落とすことができるのですね。

実際、グアムには多数のイージス艦が配備されます。また、2009年以降にTHAADがグアムに配備されていますが、これもムスダンに備えるものだったと言われています。

 

やはり、迎撃システムの配備は非常に重要だと改めて認識できるのではないでしょうか?

イージス艦のSM3ミサイルで迎撃するのが理想的でしょうが、ダメな場合は、もっと射程の短い迎撃システムで撃ち落とすことになります。

しかし、例えばPAC3などは射程範囲が20kmと狭い。これだと仮に撃ち落とせても、核弾頭を搭載していた場合には放射能などの被害が想定されます。

 

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おわりに

北朝鮮は何度も何度も発射実験を繰り返して、失敗しています。

しかし、失敗しているからと言って安心してしまうのは問題でしょう。

失敗することによって、確実に技術を積み重ねていると考えられるためです。

日本も、迎撃システムを十分に配備することができるかにかかっています。

 

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