【初心者マークの位置】前後・左右のどこにする?吸盤・マグネットの貼り方にも注意!
今回は、「車の初心者マークを貼る位置はどこが良いのか?」についてです。
街を走っている車を見ると、いろんな場所に初心者マーク(若葉マーク)が貼られていたりします。
なので、
- 前に貼っておけばいいの?
- 右側、左側のどっちに貼ればいいの?
などと思ったりもしますが、初心者マークの位置はきちんと法律上定められています。
また、吸盤タイプ・マグネットタイプなどタイプ別の貼り方(注意点)についても、お話しします。
適当に貼っていると、もしかしたら違反になってしまうかもしれませんので、正しい位置と貼り方を押さえておきましょう!
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初心者マークの位置、前後左右はどこ?画像で確認
初心者マークを貼る位置は、「道路交通法施行規則第9条の6」で規定されています。
初心者マークは、前後を走っている車に「私は初心者です」と周知するためのものです。
なので、車の前側と後ろ側の両方に必要です。
前だけでも、後ろだけでもダメなのです。
必ず前後で1セットと覚えておきましょう。
また、高さに関しては「地上0.4m~1.2mの見やすい位置」と指定されています。
ただ高さを守れば良いということではなく、「見やすい」というのも大切です。
前側であれば、ボンネットの端のあたり
後ろ側であれば、窓のあたり
に貼ることが多いですね。
画像で確認。
左右の位置については?
前面と後面に貼る必要がありますが、例えば前面の右側or左側、どちらに貼るべきなのでしょうか?
これについては、特に指定がありません。
高さの指定を守り、見やすい位置であることが大切です。
なお、車の横面に貼っても構いませんが、その場合でも前後に1枚ずつ貼るようにしましょう。
ちなみに、自分の車(自家用車)だけでなく、レンタカーやシェアリングカー、営業車(タクシーなど)に乗る場合でも、初心者マークの表示義務があります。
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前面に貼る位置はフロントガラスに注意!
たまにフロントガラスに初心者マークを貼っているケースを見かけることがあります。
ですが、フロントガラスに貼るのも法律違反になってしまうのでご注意ください。
フロントガラスに貼ってしまうと、視界が悪くなってしまうためです。
実際には、フロントガラスに貼っていて違反として捕まったという話は聞いたことがなく、注意程度で済むことが多いみたいです。
とはいっても、違反には違いありませんので止めるようにしてくださいね。
実は、フロントガラスに貼っていいものは法律(「道路運送車両法の保安基準」)で定められています。
具体的には、
- 検査標章(車検シール)
- 法定点検のステッカー
の2点ですね。
あとは、ETC、VICS、カーナビ、TVなどのアンテナやセンサー類、ドライブレコーダーなどは、特定の位置に取り付け可能となっています。
ですが、初心者マークをフロントガラスに貼る事は、許可されていません。
同様に、吸盤でフロントガラスにお守りや飾りを付けている人もいますが、これも違反ですので注意しましょう。
初心者マークは車内・車外のどちらに貼るべき?
車内・車外のどちらにでも貼ることができます。
ただし、「地上0.4m~1.2mの見やすい位置」であること、フロントガラスに貼らないことが前提になります。
なお、リヤガラス(後ろの窓)に関しては貼ってはいけないという制限はないのですが、視界を遮ってしまうことがない位置に調整するべきです。
たまに「車外に貼ると盗まれるのでは?」と心配する人もいますが、めったに盗まれることはないです。
仮に無くなったとしても、高価なものではありませんので、そこまで気にしなくてもよいでしょう。
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吸盤タイプの初心者マークの位置
ひとくちに初心者マークと言っても、タイプがあります。
まずは、吸盤タイプについての注意点です。
繰り返しになりますが、吸盤タイプであってもフロントガラスに貼るのはNGです。
吸盤タイプでフロントガラスの内側にマークを貼っているのを見かけることがありますが、厳密には法律違反なので覚えておきましょう。
吸盤タイプは、基本的に後ろ側に貼る時に使うのが良いと思います。
リアガラスであれば、吸盤で貼っても法律違反とはなりませんので。
マグネットタイプの初心者マークの位置
昔はステッカータイプの初心者マークが普及していましたが、剥がしにくいのが難点でした。
そこで、最近では、裏面が磁石になっているマグネットタイプが普及しています。
車の前側には、吸盤タイプではなく、こちらを使ってボンネットなどに付けるのが良いでしょう。
ボンネットに貼っていると、たまに強風で飛ばされてしまう可能性も考えられます。
その場合は、車内のダッシュボードに貼るという手もあります。
ただし、車種によっては対向車から見えにくいこともあるので注意しましょう。
あくまで「見えやすい位置」であることが重要なのです。
マグネットタイプは月に1度くらい剥がそう!
長い間、初心者マークを車にペタッと貼っていると、塗装がくっついてしまうことがあります。
すると、初心者マークを剥がすときに塗装も一緒に剥がれてしまい、車が無残な姿になってしまいます。
塗装を直すとなると、修理費用も馬鹿になりません。
なので、月に1度くらいを目安に、ときどき剥がして、マグネットと塗装がくっついてしまわないようにすると良いですよ。
また、気温の高い夏場はマグネットが塗装にくっつきやすいので、運転しない時は剥がしておくなど、気を付けた方が良いですね。
トヨタ「プリウス」などアルミボディの場合
アルミボディの場合は、磁石がくっつかないのでマグネットタイプの初心者マークが使えません。
この場合、車の後ろ側には吸盤タイプを使えば良いとしても、前側はどうすればよいのでしょうか?
ボンネットの周りでマグネットが反応する位置を探すのが1つの方法です。
ただ、しっかりくっつきにくかったりします。
もう1つの方法は、「はって剥がせるタイプ」の初心者マークを使うことです。
これは非金属にも貼る事ができ、剥がすのも簡単。
すこしお値段が張りますが、何回でも貼ったり剥がしたりできるので便利ですね。
アマゾンなどでも購入することができます。
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初心者マークの罰則
初心者マークは、運転手がまだ慣れていないことを周囲に示すためのもの。
表示義務を怠ると、
- 違反点数1点
- 反則金4000円
が科されてしまいますので、ご注意を。
また、周りの車に関しても、初心者マークの表示義務がある車に無理に幅寄せしたり、割り込んだりすると違反になり、
- 違反点数1点
- 反則金6000円(大型車中型車は7000円、小型特殊車は5000円)
の罰則が科されることになります。
周囲の運転手には、初心者を保護する義務があるという事ですね。
初心者マークを貼る期間
初心者マークの表示義務があるのは、免許の取得後1年間と定められています(道路交通法第71条の5)。
(厳密には、1年以内に免許停止や取り消し、返上があると、1年以上になることもあります。)
なお、免許取得から1年以上たった人でも初心者マークを貼り続けることは、違反にはなりません。
なので、例えばペーパードライバーなど、1年以上経っていても運転に自信が無い人は、積極的に初心者マークを貼っておいた方が安全です。
そうすれば、周りのドライバーから優しくしてもらえるはずです。
初心者マークの購入方法
教習所を卒業した時に初心者マークを貰えることもありますが、紛失したり、予備が欲しかったりする場合は、自分で購入することになります。
初心者マークは、
- ホームセンター
- カーショップ(オートバックスなどのカー用品店)
- 100円ショップ(ダイソーなど)
- ドンキホーテ
- 通販(Amazon、楽天)
などで購入することができます。
一般的に価格は300円~800円程度です。
「貼って剥がせるタイプ」や高反射率の加工が施されていたりすると、値段が高めになります。
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初心者マークを貼る枚数に制限はあるの?
なかには、運転に自信がないので、たくさん貼って初心者であることをアピールしたいという方もいらっしゃるかもしれません。
前に1枚、後ろに1枚の計2枚で1セットの初心者マークですが、3枚以上貼っても問題は無いのでしょうか?
基本的には、初心者マークを貼る枚数自体には制限はないそうです。
なので、3枚貼っても、4枚貼ってもOKです。
とはいっても、基本的に2枚で十分ですし、貼り過ぎると怪しいので常識的な範囲に留めて、貼り過ぎないようにしてくださいね。
まとめ
初心者マークを貼る位置に関しては、
- 前後に一枚ずつ
- 地上0.4m~1.2mの見やすい位置
- フロントガラスには貼ってはいけない
の3点を守るようにしましょう。
初心者の方は、安全運転を心掛け、運転に慣れていってください。
また、少し慣れてきて初心者マークが外れる頃が、最も事故を起こしやすいという話もあります。
初心を忘れないようにしたいですね。
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